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Informatica PowerExchange

VSAM オプション

IT 企業では、IBM zSeries メインフレームの VSAM ファイルに格納されている重要な業務データへタイムリーにアクセスしたいという要求が高まっています。そのためには、既存のアプリケーションに影響を与えることなく「適切なとき」にデータを利用する、効率的でコスト パフォーマンスの高い方法が必要です。これにより、カスタマー サービスの改善、ガバナンスおよびコンプライアンスの要件への対応、システムのコンソリデーション、インテグレーション プロセスの最適化などを実現することができます。

今まで企業は、バルク データの抽出および処理を行う際に、COBOL ベースのプログラムやアプリケーションのロジック設計や、ファイルの比較による変換およびキャプチャなどを、すべて手動で行っていました。

Informatica PowerExchange (VSAM版) は、サービス指向アーキテクチャに基づく非侵入型ソフトウェアです。このソフトウェアでは、バルク データまたは「変更のみ」のデータにリアルタイムでアクセスしたり、スケジュール応じて柔軟にアクセスすることができます。また、実装が簡単なため、トータル コストの削減につながり、IT 企業のレガシー アプリケーションに対するこれまでの投資価値をさらに高めることができます。


図 1. Informatica PowerExchange (VSAM 版)
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主な機能―複雑なデータを最大限に活用

VSAM データをプロセスまたはシステムで最大限に活用
PowerExchange では、IBM zSeries メインフレームに格納されている CICS またはバッチベースの VSAM データへ、ダイレクトでハイパフォーマンスな双方向アクセスが可能です。この最適化されたリスナベースのアーキテクチャでは、SQL を基本とする実行言語が使用されます。SQL は IT 業界で広く使用されているため、さまざまなプロジェクトで SQL による VSAM データ処理を行うことができます。

ビジュアルツールにより手動のコーディングをなくし、生産性を向上
PowerExchange Navigator では、設計、展開、リカバリ、および管理を行うビジュアル デザイン機能が用意されています。これにより、既存のシステムを素早く修正して、ビジネス ニーズに対応できます。また、非リレーショナル PowerExchange VSAM オプションでは、SQL ステートメントをマッピングするインテリジェンス機能 (基礎データ構造へのネイティブ コール) が用意されているため、データ マップによりデータの正確性も向上します。さらに、システムは 1 回の設計だけで済み、手動のコーディングも不要なため、全体の生産性が向上します。

既存の MIPS から、コスト パフォーマンスの高いプロセッサへ負荷をオフロード
PowerExchange では、データ変換処理をメインフレームから UNIX、Windows、Linux などをベースとするシステムへプッシュするオプションが設定可能です。これにより MIPS の使用率を低減し、コストの削減および実装の柔軟性を実現することで、企業のリソースを適切なシステムに割り振ることができます。

ユーザーレベルおよびデータレベルのセキュリティ要件をクリア
PowerExchange では、ユーザー認証や、データ ストリームのレベルで包括的なセキュリティが確保されています。これらのセキュリティ機能は、実装も簡単で、容易に操作できます。また、PowerExchange をサードパーティの製品や Informatica PowerCenter と同時に使用する場合でも、セキュリティ機能の互換性は製品間で維持されます。

ダイナミックな設計およびテスト機能によりデバッグが容易
Navigator の「ロー テスト」機能 (バッチ、変更、リアルタイムの各オプションから使用可能) により、ソースから要求されたデータや、キャプチャされたデータをすぐに確認することができます。これにより、メタデータの配置が正確かどうか、および変更キャプチャが正しく機能しているかどうかを、タイムリーに確認できます。

「プッシュ」および「プル」を使用した実行モデルによる適切なリソース コントロール
PowerExchange では、データベース、ファイル、またはメッセージ キューへデータをプッシュできます。また、データ プル シナリオでは、PowerExchange をクライアントとして動作させることができます。VSAM データ所有者は、これらの処理を自由に操作できます。また、サードパーティのツールでデータ取得を行う場合、SQL を使用して他のシステムからPowerExchange を制御することができます。

複数のファイル形式のサポートによる既存資産の活用
CICS またはバッチベースのメインフレーム アプリケーションでは、さまざまな種類のファイル形式および VSAM テクノロジーが使用されています。PowerExchange ではKSDS、ESDS (「バッチ」のみ)、RRDS (固定および可変)、QSAM、CDG、PDS の各メンバ、およびシーケンシャル ファイルがサポートされており、企業内のすべてのアプリケーションと連動して使用できます。

さまざまな製品との連携を可能にする包括的なインテグレーション
PowerExchange は、単体で独立して使用することも可能ですが、サードパーティの製品とシームレスに連動して使用することもできます (データをダイレクトに EAI ベースのメッセージ キューにプッシュする、データ インテグレーション製品を使用して SQL 要求でデータのプルを行うなど)。PowerExchange (VSAM 版) を Informatica PowerCenter と連動して使用した場合、効率的なソリューション設計およびパフォーマンスの向上を達成できます。

Informatica PowerExchange によるオンデマンドの利点

VSAM データをオンデマンドで配信
PowerExchange では、バッチ、変更、リアルタイムの 3 つの製品オプションがあります。バッチ オプションを使用すると、バルク VSAM データにダイレクトにアクセスできます。変更オプションを使用すると、変更があったデータにスケジュールに従って直接アクセスできます。リアルタイム オプションを使用すると、リアルタイムに変更があったデータをメッセージ キュー、データベース、または呼び出し元のプログラムへ配信します。これらのオプションを設定することで、企業はあらゆるオンデマンドの VSAM データ要件に対応できます。

非侵入型アーキテクチャによる変更およびキャプチャ、管理、リカバリの達成
PowerExchange アーキテクチャは、コンポーネントのセット (キャプチャ エージェント、コレクタ エージェント、および PowerExchange リスナ) で構成されます。キャプチャ エージェントでは、トランザクションの出口で、PowerExchange のインターフェースを活用して変更およびキャプチャを行います。コレクタ エージェントは、変更または実行されたトランザクションの配布、持続性、要約の管理、「ストリーム変更」のリカバリおよび同期を行います。PowerExchange リスナは、モジュールの活動の調整、要求の開始、サードパーティのアプリケーションからの要求処理、メタデータの処理を行います。PowerExchange では、これらのコンポーネントにより、変更、キャプチャ、管理およびリカバリなどの処理が行われます。

CICS およびネイティブ (バッチ) VSAM のサポートにより柔軟性を向上
PowerExchange 独自の特許取得済み CDC アーキテクチャの実装により、既存のアプリケーションを変更することなくキャプチャを実行できます。CDC 機能は、プラットフォームに応じたテクノロジーを使用するため VSAM CICS およびネイティブ (バッチ) VSAM のいずれの環境にも展開することができます。

キャプチャ登録による効率的なデータへのアクセス
開発者は Navigator を使用してテーブルやカラムなどのデータ要素を識別します。この「キャプチャ登録」処理により、特定のマッピング (登録グループ) を、複数の異なる統合シナリオで共有できます。これにより、1 回の読み込みで再利用が可能です。

トランザクション コントロール情報によりダウンストリーム インテグレーションを自動化
完全なレコードには、データとともに有効なコントロール情報が付属しています。InforCenmatica Powerter、EAI、およびその他のデータ インテグレーション製品では、これらのコントロール情報を活用して、各行のデータ処理を自動的に決定します。

1 回のキャプチャで多数配信するモデルにより、リソースの使用効率を改善
変更ストリームに変更が一度登録されると、この変更に関するデータ要素などを複数のアプリケーションで再利用することができます。このような、1 回のキャプチャで多数配信するモデルにより、ビジネス ニーズやスケジュールに応じて、一貫性のある効率的な情報管理が可能となります。これは、 リソースおよびネットワークの帯域幅の消費を低減し、システムへの影響を抑制します。

堅牢なリカバリ/回復機能によりエラーをシームレスに処理
高度なログ機能により、接続エラー、ソフトウェアのエラー、およびハードウェア障害からのリカバリをシームレスに行います。データ レコードに変更があるたびに、通し番号およびタイム スタンプがログに記録されます。リカバリの際には、このログ処理インフラを使用することにより、変更ストリームのデータが回復されたことを確認することができます。

すべての変更を共通レコードに要約し、全体の処理を最小限に抑制
変更オプションを使用することにより、よくある変更を単一のデータ形式にまとめることが可能です。これにより、業務効率の改善、データ量の削減、および柔軟性の向上を実現することができます。



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