Informatica PowerCenter 8 Advanced Edition の主な機能
メタデータ マネージャ
メタデータは、「データに関するデータ」です。これにより、情報資産と情報処理の関係を理解し、管理することができます。 PowerCenter Advanced Edition の独自の機能を利用することで、さまざまなソースからメタデータを収集し、メタデータの分析またはレポーティングを行うことが可能です。 PowerCenter AE ではこの機能のことを、メタデータ マネージャと呼んでいます。
メリット
PowerCenter AE のメタデータ マネージャにより、企業は以下の点を達成することができます。
- ビジネスの可視性を高めることによるデータ ガバナンスおよび法令順守(コンプライアンス)
- データの識別、プロセス検証、インパクト レポーティングにおいて、統合されたデータ ビューを提供
- データの再利用性や予測可能性を高め、データ ガバナンスを実施することにより、「将来を視野に入れた」データ統合を実現
データ ガバナンス および法令順守(コンプライアンス)
データ環境によっては、 1 つの変更がシステムに大きな影響を与え、データ モデルを無効にし、レポートの整合性を損ない、企業全体のデータを不統一にすることがあります。 PowerCenter AE のメタデータ マネージャは、すべてのシステムとデータ タイプの関係をグラフィカルに表示することで、データの可視性を高め、さまざまなシステムの相互依存性を明らかにします。これにより、企業はデータの統合、分析、ガバナンスのタスクを簡略化し、プロセスの監査やレビューに必要とされる時間を短縮することが可能です。
さらに、メタデータ マネージャは、価値のあるメタデータを洗い出すことにより、データ統合の内容を充実させ、データ統合を促進します。また、データ フローのパフォーマンスを追跡し、調整することで、統合プロセスにおける問題点を即座に明らかにすることが可能です。これにより、統合プロセスにおいて発生したあらゆる問題または傾向を、特定のデータ モデルまたはシステム レベルにまで掘り下げて、分析することができます。また、一元化されたシンプルなアプローチで、インパクト評価やデータ系統レポーティングを進めることができ、複数の業務に関する全体的な可視性を高めることが可能となります。
統合されたデータ ビュー
データ統合イニシアティブは多くの場合、データ自体に関する知識が欠けているために失敗します。必要なデータを発見および識別すること、つまり「データがどこにあるのか」という点を明らかにすることは、データ統合プロジェクトにおいて全体の 70% を占める作業であると言われます。しかし、 PowerCenter AE メタデータ マネージャを使用することにより、このようなデータの識別作業に必要とされる時間を短縮し、データの評価または分析に使用する時間を増加させることが可能です。メタデータ マネージャは、データの識別、プロセス検証、インパクト レポーティングなど、あらゆるタイプのプロジェクトにおいて、価値あるデータを洗い出します。これにより、例えばプロジェクト スケジュールや、人材や技術リソースに必要なコストの評価を、さらに改善することが可能です。
メタデータ マネージャを使用することにより、 PowerCenter AE は、さまざまな接続オプションと互換性のあるオープンなプラットフォームになります。従来は、エンタープライズ データを全体的な視点から評価することは困難でした。また、データを評価するアプリケーションまたはシステムも限られていました。しかし、 PowerCenter AE を導入することで、さまざまな種類の商用アプリケーション、データベースおよびシステムがサポートされるので、メタデータ分析のためにアクセスできるデータ資産が大幅に増加します。これは、企業全体の透明性および監査性を高めるために欠かせない機能です。
「将来を視野に入れた」データ統合
メタデータ マネージャを使用することにより、さまざまなソースからメタデータを収集し、メタデータの分析またはレポーティングを行うことが可能となります。また、 Web ベースのレポーティング機能により、データの品質、コンテンツ、用途、パフォーマンスを効率的に監視、評価することができます。これにより、統合プロセスにおいて、カスタマイズしたレポートを低コストで効率的に配布することが可能です。また、データの再利用性や予測可能性を高め、データ ガバナンスを実施することにより、既存の IT 投資の価値を最大化して、将来のアップグレードや変更を視野に入れたデータ統合が実現できます。
メタデータ マネージャは、最新のデータ フローに関するデータを提供することで、データ統合プロセスにおけるデータの状態をオンザフライで検証可能にします。ソースからターゲットまでのデータの流れなど、エンタープライズ規模のデータ フローがグラフィカルに表示され、これを Web ブラウザで見ることが可能となります。これにより、システムに新たな変更があった際にそのインパクトを素早く評価し、合理的な方法で検証することで、 IT の生産性を最大化することが可能です。また、これを企業全体で実現することで、既存のデータ定義やモデルで不整合が発生した際に、問題を簡単に説明することができます。
機能
カスタマイズ可能なアセット ディレクトリ
アセット ディレクトリは、拡張可能、編集可能、検索可能な、メタデータ情報資産のカタログです。ビジネス的な要素または技術的な要素に基づいて、データを分類することが可能です。このセキュアなナレッジベースは、企業全体およびプロジェクト規模でカスタマイズすることができます。これにより、データ資産に関するロールや、物理的な問題、データ プロセスに関するビューを、任意のビジネス規模で表示することが可能です。
メタデータ ソースへのさまざまな接続方法をサポート
情報資産は、さまざまなメタデータ ソースから収集することが可能です。これにより、データ統合環境の全体像を確認することができます。 PowerCenter ではビルド済みのアダプタが、特定のメタデータ ソースからデータを抽出し、関連付けを行います。これにより、デプロイメントの時間を短縮することが可能です。メタデータのソースとなるのは、インフォマティカのソフトウェア、サードパーティのデータ統合ツール、レガシー メタデータ レポジトリ、エンタープライズ アプリケーション、サードパーティのビジネス インテリジェンス製品、データベース、フラットファイル、 XML および CWM/XMI ソースなどです。さらに、 Informatica PowerCenter のカスタム メタデータ アダプタを使用すれば、包括的な SDK により独自のメタデータ ソースを統合することも可能です。この場合、以下を使用することができます。
- データ モデリング ツール : CA Erwin 、 Embarcadero ER/Studio 、 IBM Rational Rose 、 Microsoft Visio Oracle Designer 、 Sybase PowerDesigner PDM
- ビジネス インテリジェンス ツール : Business Objects 、 Cognos Impromptu 、 Cognos ReportNet Framework Manager 、 IBM DB2 CubeViews 、 Microstrategy
- データベース : Oracle 、 IBM DB2 UDB 、 IBM Informix 、 Microsoft SQL Server 、 Sybase 、 Teradata
- 標準ベース : OMG ( Object Management Group) 、 MOF ( Meta-Object Facility) 、 CWM ( Common Warehouse Metamodel) に準拠したモデル
インテリジェント系統
インテリジェント系統機能は、動的なキャプチャ、正確なドキュメントを実現し、グラフィカルなデータ フローや、システムおよびプロセス間の依存性を表示することが可能です。インテリジェント系統機能により、ユーザは以下の点を明らかにすることができます。
- データ ソース
- データの処理方法
- データの信頼性
- データの変更点
- 整合性およびコンプライアンス
また、インテリジェント監査トレイルにより、企業の意思決定者は、データの変更が企業に及ぼす影響を把握し、データの正確性の検証を行い、ベスト プラクティスやデータの再利用を促進することができます。
「データの使用履歴」機能
全体的なデータ統合プロセスにおいて、どの時点でデータ資産が使用されたかという点を動的に分析することが可能です。また、ユーザは即座にデータの系統レポートと、「データの使用履歴」ビューを切り替えることで、データの変更が及ぼす既存のデータ統合ソリューションへの影響を評価し、そのリスクを分離することができます。
使いやすい分析、レポーティング、検索機能
Web ベースのメタデータ ダッシュボードおよびレポートにより、データの品質、コンテンツ、用途、パフォーマンスを監視および分析することが可能となります。包括的な検索インターフェースにより、既存のデータ資産の場所を容易に把握し、再利用可能なオブジェクトやビジネスルールを有効に利用することが可能です。これらの機能は、データ統合のさまざまなニーズに対応するためにカスタマイズすることが可能であり、素早く低いコストでソリューションを提供することを可能にします。
メタ オブジェクト
メタデータ マネージャは、 OMG ( Object Management Group) 、 MOF ( Meta-Object Facility) 、 CWM ( Common Warehouse Metamodel) の仕様に準拠しています。これにより、企業のデータやアプリケーションのインフラを構成する主要なコンポーネントを、定義およびリンクすることが可能です。 MOF のアーキテクチャを活用することで、メタデータ マネージャの機能を容易に拡張することが可能となり、特殊なコンテンツ、ビジネス ルール、標準などを適用することができます。ユーザは、メタデータ マネージャのパッケージ済みコンテンツを拡張したり、メタデータ レポジトリで独自のタイプ、クラス、関連性、階層を定義することにより、アーキテクチャをカスタマイズすることが可能です。メタデータの設定および管理用に開発された Web ベースのツールは、あらゆるカスタマイズをサポートしています。また、データ統合が進む過程で、ビジネスや技術環境における変化が発生することも多いため、「将来を視野に入れた」ソリューションを提供します。
包括的なツール
管理およびデプロイメントを合理化するために、ツールやテンプレートを使用することで、メタデータのインポートや交換、独自のメタデータ レポートの作成などを容易に行うことができます。これらのツールは、サードパーティのアプリケーションをデータ ソースとする場合、インポートおよびエクスポートのフォーマットとして XML を使用します。特定のオブジェクトに対して行うフィルタリング機能や名称の変換機能により、メタデータの管理をさらに柔軟に行うことが可能です。

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